2023/4/26

腰痛について当サロンの基本方針

腰痛について当サロンの基本方針

運動療法ですべての腰痛が解決するわけではありません。

ですが、
緩めるだけ、矯正するだけ、
ではなく円滑に、また効率的に”動く”ためには、

自身にある筋肉をしっかりと使いこなす必要があります。

そのため、私たちは”効果的に運動する”ことが
これからの人生100年時代に必要不可欠なことと考えています。

 

【腰痛とは】

私達人間は立位で日常を過ごすことが多い動物(脊椎動物)です。

二本足で歩行し様々な作業(動作)を行います。

その際上体の過重負担の多くは腰椎と骨盤で受け止めているため、

持続的な腰椎の負担や
加齢などによる構造的な劣化、
または外傷によって

腰椎に疾患が生じます。
その代表的なものが腰部に伴う痛みである「腰痛」です。

腰痛の改善に関して、運動療法の有効性が認められています。

日本整形外科学会、日本腰痛学会が監修している「腰痛診療ガイドライン2019(最新)」では、

「慢性腰痛に対して「運動療法」は強く奨励する」
「腰痛予防に運動療法は有用である」
「治療後の運動プログラムは腰痛の再発防止に効果的である」

と記載されています。

 

◆当サロンのセラピストやトレーナーが腰痛に関わっていく上での考え

拘縮(可動域制限・筋肉の過剰な緊張)、筋力低下、不良姿勢が相互に影響して疼痛が発生した場合には、

拘縮(可動域制限・筋肉の過剰な緊張)の改善、
筋力の強化、
姿勢を良くすること

を運動療法の中に取り入れることによって痛みを回復させる可能性が高まります。

 

とはいえ、組織の損傷がある場合には、その損傷を運動療法で解決することはできません。

ただし、その損傷に至ってしまった問題は体の使い方(癖や習慣)の結果による障害が腰痛の要因であれば、アプローチすることができ、再発防止、予防として関わることができます。

 

当サロンでは、私たちが関われる症状なのか?に対して、医療従事者である馬場が評価し、現状をお伝えした上で安心して、治療およびトレーニングを受けていただけるようにしております。

当サロンでの評価については こちらへ 

 

【腰痛の分類】

腰痛には腰が反ることで痛みが出る症状と、腰を猫背のように丸めることで痛みが出る症状に分類できます。

 

反ることによる腰痛症状は以下の通りとなります。

椎間関節障害
脊椎分離症
仙腸関節障害
脊柱管狭窄症
仙腸関節性梨状筋症候群

 

腰を後ろの丸めることによる症状は以下の通りとなります。

コンパートメント症候群
椎間板症(終盤障害)
仙腸関節障害

 

名前を覚えることはする必要はありませんが、このように様々な病名があるということです。

 

反ることで症状がある場合に多いのは、
下部の腰椎(背骨の腰の部分で骨盤に近いところ)の拘縮によるものです。これにより脊柱管狭窄症や椎間関節障害といった背骨からの症状が引き起こされます。

丸まった腰の症状は、
頭が前方に行ってしまうため重心は前方に移動し、それを代償するためには後ろの丸くなる必要があります。それを支えるために筋肉が過剰に働かねばならなくなってしまうことで、筋肉は疲労しやがて痛みを発生することになります。

私たちにできることは、はじめにお伝えした通り、

「拘縮(可動域制限・筋肉の過剰な緊張)を取り除くこと」
「筋力を強化すること」
「姿勢を良くすること」

です。

 

 

「拘縮を取り除くこと」で重要なことは、L5-S1間(腰椎の下部)が反ってしまう要因となる仙骨後方の筋性拘縮(筋の過緊張)を除去し柔軟にすることです。

 

「筋力を強化する」で重要なことは、特に腸腰筋、腹筋群の筋力と収縮スピード高めることです。これにより過度の腰椎の前弯を取り除くことができます。また後弯姿勢の場合には前弯を獲得するために、可動域を増やし脊柱起立筋を強化することが求められます。

 

このように可動域と筋力の改善を行った上で、生活習慣や姿勢改善エクササイズなどを通して、「姿勢を良くすること」を図り、各症状を取り除いていきます。

 

 

当サロンでは体の原理原則に沿って、医学誌的視点を持った評価をもとに、運動(療法)が適切か不適切化を判断し必要に応じて、「治療」か「運動」を選択し提案させていただいております。

 

不安な方は、まずはお問い合わせフォームよりご相談いただき、まずは治療として施術から行うか、体験からはじめてみるか等、柔軟に対応してまいります。