2025/4/5

スポーツ外傷における超音波療法の効果

スポーツ外傷における超音波療法の効果

 

 
超音波療法についてまとめ
スポーツ外傷における超音波療法の効果

外傷における超音波療法の効果

 

超音波療法は、
理学療法やスポーツリハビリテーションにおいて広く用いられている非侵襲的な治療法で、
次のような効果が期待されます。

 

▶ 主な作用機序(どう効くか)

  • 熱効果:深部組織を温めて、血流を増加 → 筋緊張の緩和、痛みの軽減

  • 非熱効果(ミクロマッサージ効果):細胞レベルの振動で、細胞膜の透過性を改善 → 炎症の抑制や組織修復の促進

  • 血流促進:損傷部位への栄養供給を増やし、治癒を早める

  • 浮腫の軽減:炎症による腫れを抑制する効果も期待

 

▶ 効果が期待されるケース

  • 捻挫、打撲、筋挫傷、靭帯損傷などの急性期以降

  • **慢性障害(使いすぎによる痛み)**に対する回復促進

  • 術後のリハビリの補助

❗注意:急性外傷のごく初期(出血や強い炎症がある時期)は禁忌とされることがあります。

 

 

腱や筋肉の損傷に対する効果

 

▶ 腱(Tendon)

  • 超音波療法は腱の修復をサポート:特に「アキレス腱炎」「肩の腱板損傷」「テニス肘」など、腱の炎症や微細損傷に対して、回復促進の効果が報告されています。

    動物実験や一部臨床試験では、「コラーゲンの再構築が早まる」といった報告もあります。

▶ 筋肉(Muscle)

  • 筋肉の微細

  • 損傷、肉離れ後のリカバリーに有効

  • 血流が促進され、筋繊維の再生がスムーズに → 筋出力(筋力)の回復にも良い影響を与えるとされています。

  • 筋緊張の緩和、可動域の改善にも使用されます。

 

 

補足:エビデンスの評価について

  • 超音波療法は「補助的治療」として位置づけられることが多いです。

  • 単独での効果は限定的な場合もあるため、ストレッチ・筋トレ・運動療法などとの併用が推奨されています。

  • 一部のレビュー論文では「効果にばらつきがある」との記述もあり、使用法(出力、周波数、照射時間)によって成果が異なる点も考慮が必要です。

 

 

まとめ       

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<thead data-start="1019" data-end="1043"><th data-start="1019" data-end="1026">治療対象</th><th data-start="1026" data-end="1043">超音波療法の期待される効果</th></thead>
スポーツ外傷血流促進、炎症軽減、痛みの緩和、治癒の促進
腱損傷コラーゲンの再生促進、炎症軽減
筋損傷筋線維の再生促進、筋緊張の緩和、可動域改善
 
 
 
 
 
 
 
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