2023/9/28
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機能的腰痛③ 仙腸関節性腰痛の症状と対処法 |
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4つの機能的腰痛③ 仙腸関節性腰痛について こんにちは、馬場です。 私、馬場は”自分で自分の健康を守る”「セルフコンディショニングの普及」をし、よりやりたいことをやり続けられる人を増やしていく啓蒙活動をしております。 私が主宰しているからだぷらす大学セルフコンディショニング研究室では、姿勢改善や動作改善に必要な筋肉それに関わるエクササイズについて、行ったことを発信しております。 今回は機能的腰痛③の仙腸関節性腰痛についてご自身でもできる対処法も含めて解説をしていきます。 仙腸関節性腰痛 こんな時に痛い場合は仙腸関節性腰痛を視野に入れてください。 ・重いものを持つ ・股関節の屈曲や伸展時 ・中腰作業 ・伸展回旋側屈 ・長時間の立位や座位 ・仰向けで寝られない 上記の共通点は特になく、股関節を曲げていたかったり逆に伸ばして痛かったり、中腰で痛かったり、反ると痛かったり痛みの出かたはそれぞれです。 今回取り上げるのは、片側性のお尻に痛み(仙腸関節)がある状態についてです。 ただし、仙腸関節に痛みの出る症状は多いのが仙腸関節性腰痛であって、あくまでも疑いです。 その他中殿皮神経の痛みだったり、梨状筋関連の痛みだったりもありますので、 きちんと評価して痛みを出している組織はどこなのか?を絞ったうえで行っていただければです。 以下のタイトルのブログを読んでいない方は一度目を通してください。 仙腸関節とは 仙腸関節性腰痛とは、仙腸関節が痛みの原因となって起こる腰痛のことです。 仙腸関節は、骨盤にある腸骨と仙骨の2つの骨の間にある関節です。 骨盤は左右の寛骨は腸骨・坐骨・恥骨で構成されていて、仙骨と3つの骨で構成されています(尾骨を含めると4つ)でできています。 仙腸関節の周囲は強い靱帯が多く、わずかに動くだけの関節と言われていて安定性と可動性を有しています。 仙腸関節は、下半身と身体をつなぐ重要な関節で、上半身と下半身からの衝撃を吸収する中継地点の役割をしています。 仙腸関節性腰痛の割合 仙腸関節性腰痛の患者数は若齢者から高齢者まで幅広く、女性に多く見られます。 どの施設で働いていても腰痛の10%から20パーンセント方が該当しています。 なぜ仙腸関節性腰痛になるのか? 中腰での作業、急な動作、同じ動作の繰り返しなどで起こりやすく、 また仙腸関節が不安定になったり関節にずれが生じたりすることで、体の衝撃吸収がうまくいかず関節に炎症症状が起き痛みが発生します。 痛みの場所 上記の骨盤のイラスト(骨盤後面)の仙腸関節部分が痛くなります。 ここが痛い場合は仙腸関節性腰痛を疑います。 仙腸関節性腰痛のタイプを見極める 痛みの有無を確かめることで、どのようにすることで楽になるのかを理解することができ、リハビリの方針を決めることができます。 寛骨前傾・仙骨後傾型 痛みのある寛骨を前傾方向に、仙骨の下部を下方に皮膚誘導し痛みの有無を確かめる 寛骨後傾・仙骨前傾型 痛みのある寛骨を後傾方向に、仙骨の上部を上方に皮膚誘導し痛みの有無を確かめる 不安定型 両方の寛骨を内側に皮膚誘導し痛みの有無を確かめる 治療方法 上記の痛みを軽減させるタイプが分かったら、そのタイプの動きを制限させる筋・筋膜の癒着を解放(リリース)させ、柔軟性を取り戻します。併せて痛みを軽減させる動きを促進させるエクササイズを行うことでより安定させていきます。 セルフで行う場合 制限させている皮膚のストレッチ、筋肉のストレッチを行い、あわせて痛みを軽減させる皮膚誘導を自ら行いつつ腰の前後傾を繰り返すことで、仙腸関節の円滑な関節運動を引き出すことができ痛みの軽減につながります。 具体的には 不安定型の場合は、不安定にさせてしまう股関節から大腿部の外側の筋肉を緩めましょう。 皮膚のストレッチは皮膚を掌で抑え筋肉の上を滑らせるように行います。上下左右と動かし硬いところ、動きの制限があるところをよく行うといいでしょう。ただし、ローラー上のものの上に乗りコロコロ転がしほぐすといった方法は私はおススメしていません。これは一時的にはいいですが逆に癒着を増長させてしまうことも起こるからです。優しく行うことがポイントです。ただしくっつき合いが強い場合は多少なりとも痛みを感じるので、無理やり行わないようにしていください。続けていくことで柔軟性は回復します(くっつき合いは解放)。 筋肉のストレッチは、以下のエクササイズを行ってから行うと柔軟性を早期に取り戻せます。 大内転筋のエクササイズ 骨盤を安定させるエクササイズはこちら 大殿筋下部エクササイズ ご自身で行う場合は、あくまでも痛みのない範囲で行いましょう。痛みが強い場合は、無理はせずできる範囲のことから行い、痛みの状態に合わせて増やしていきましょう。 |
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