2025/6/19

成長期に多いオスグッド・シュラッター病の 原因と改善一案

成長期に多いオスグッド・シュラッター病の
原因と改善一案
 
 
 
 
オスグッド・シュラッター病とは、
膝のお皿の下にある骨(脛骨)が痛くなるだけでなく、骨が隆起してしまう症状です。
 
オスグッド・シュラッター病は
ももの前側の筋肉である
”大腿四頭筋”の過度な緊張が
大きな原因の一つです。
 
 
そもそも大腿四頭筋はなぜ
過剰に使われてしまうのでしょうか?
 
 
今日はここから掘り下げて
改善していくための考えと方法に
ついてお伝えしていきます。
 
 
 
 
成長期の子供の体  
 

お子さんが訴える足の痛みの中で、
最も一般的なものが「成長痛」です。

 

成長痛は、医学的には

 

「幼児・学童期に、
はっきりとした原因がなく、
短時間で自然に治まる手足の痛み」
とされています。

 

主に3歳から12歳くらいのお子さんによく見られます。
中学生くらいまで痛みが出ることも多いです。

 
 
そして小学校高学年~中学生にかけて
この時期の子供はまさに成長期。
 
 
筋肉が伸びるのに対して
骨が伸びる速度の方が
早いと言われています。
 
 
そのため
ももの筋肉は硬くなるのです。
 
 
 
 
ももの前の筋肉が硬くなるから痛くなる?
 
はい、その通りです。
 
 
でも、ももの前だけの筋肉だけが
硬くなるわけではありません。
 
 
当然ももの後ろ側の筋肉である
ハムストリングスも硬くなります。
 
 
このお年頃の子供に前かがみをさせると
指が床につかないことが多いことでしょう。
しかも指と床の距離はなかなか遠い。
 
 
これはハムストリングスが硬くなっている証です。
 
 
 
実は
ハムストリングスが硬くなると
骨盤が後ろに倒れやすくなり
腰が丸くなりたがってしまいます。
 
 
するとなに起こるでしょうか?
 
 
力が入りやすく
瞬時に動くためのポジションである
”アスレチックポジション”の際、
アスレチックポジション
 
腰が丸くなり、
股関節がうまく使えないことで、
膝が脚の指先より過度に前に出ることになります。
 
 
腰を丸くしてしゃがむ姿勢を
とってみてください。
 
 
すると結果としてももの前側の筋肉である
大腿四頭筋にかかる負担が
大きくなることがわかるでしょう。
 
 
股関節を後ろに引くようにすると
負担が減るのがわかると思います。
 
 
 
 
なぜオスグット・シュラッター病が成長期によく出現するのか?
 
ハムストリングスが硬くなることにより、
骨盤は後ろに倒れやすく
腰は丸まりやすくなると
 
 
股関節をうまく使えなくなり
結果、膝関節を曲げることで
腰を落とすことになり
 
 
ももの前側の筋肉であり
オスグッド・シュラッター病の原因筋である
”大腿四頭筋”が
がんばらざるを得ないことになるからです。
 
 
良い姿勢を取ろうにも、とるのが大変なのです。
そこのところは親は理解する必要があります。
 
 
うちの子は猫背姿勢・・・
 
 
中学生あたりはそんなお年頃なのだと
理解すると気が楽になるかと思います。
 
 
 
 
 改善アプローチ方法 
 
動画にまとめてみました。
参考にしてください^^
 
 
 
 
スポーツ障害は、
成長期のお子さんにとって
避けられない側面もありますが、
 
 
適切な対処とケアで痛みを和らげ、
パフォーマンスの低下を
防ぐことができます。
 
 
お子さんの痛みに気づいたら、
無理をさせずに
早めに専門家にご相談ください。
 
 
 
 
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