2023/9/27
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機能的腰痛① 椎間関節性腰痛の症状と対処法 |
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機能的腰痛① ~椎間関節性腰痛について~ 私、馬場は”自分で自分の健康を守る”「セルフコンディショニングの普及」をし、よりやりたいことをやり続けられる人を増やしていく啓蒙活動をしております。 私が主宰しているからだぷらす大学セルフコンディショニング研究室では、姿勢改善や動作改善に必要な筋肉それに関わるエクササイズについて、行ったことを発信しております。 先日、受講生に手を出していい腰痛なのか?手を出さない方がいい腰痛なのか?が知りたい、という質問を頂き、前回は腰痛の15%に当たる「手を出してはいけない腰痛」について解説をしていきました。 今回は85%の機能的腰痛について解説をしていきます。 機能的腰痛とは 機能的腰痛は画像には映らない、姿勢や使い方に問題がある機能障害による腰痛のことです。 この機能的腰痛は4つに分類されます。 ・椎間関節性腰痛 ・仙腸関節性腰痛 ・椎間板性腰痛 ・筋・筋膜性腰痛 この4つ腰痛の特徴を押さえるだけで、運動指導者でも不安なくアプローチすることができます。 アプローチするには、しっかりとした評価があってこそ自身もクライアントも安心できます。 難しすぎずわかりやすく、なるべく簡単にお伝えしていけるよう私も心がけます。 まずは、 【椎間関節性腰痛】 椎間関節性腰痛は、腰痛の3から4割が該当すると言われています。 椎間関節や多裂筋といった、背骨の後ろの中心に近い部分に痛みを発するのが特徴です。 ◆どこが痛むか? 脊柱の中央を指し示すことが多い ◆どのような動きで痛むか? 体幹の伸展時痛が多い(屈曲時痛もなくはない) 上記により椎間関節が怪しい場合は、疼痛抑制テストを行います。 これにより痛みがなくなるかもしくは軽減することで、椎間関節(多裂筋)が主犯の可能性が高くなります。 方法としては伸展時痛の場合は、痛みを発しているところの棘突起に伸展制限をかけつつ伸展動作をしてもらいます。 動画も写真もなくすみません。 主犯が分かれば、後は患部にかかる負担をなくしていくアプローチとなります。 伸展時痛にフォーカスして機能的な問題をあげていくと以下の通りとなります。 腹筋群の機能低下 股関節の可動性の制限 胸椎(胸郭)の可動性の制限 上肢及び肩甲帯の可動性の制限 上記の問題を改善して、後は患部の腰椎に伸展負荷を軽減させるようコントロールしながら、伸展負荷を分散させながら動作改善をしていきます。 こういったことは運動指導者の得意とするところですので、1回で解決するではなく、今後再び症状が出ない体つくりをクライアントと一緒にしてください。 結果、気が付けば痛みは治まり、本来の目的に向けてのトレーニングをしていることでしょう。 |
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