2024/2/12
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【けがをしやすい動作とは】動作改善例から考える体の使い方について |
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【けがをしやすい動作とは】 前十字靭帯損傷をされている水泳マスターズ選手の 動作改善例から考える体の使い方について こんにちは。ばばです。 今日はあらゆるスポーツで問題とされるけがや故障をしやすい動作について、前十字靭帯損傷をされている水泳マスター選手の改善例を含めてお話していきます。 ニーイントーアウト『knee-in toe-out』 ニーイントーアウト『knee-in toe-out』とは、 足を一歩前に出し体重をかけて膝関節を曲げていくと、膝は内側へ入っているのに対し、足の指先は外側を向いていく使い方です。 そのままスポーツや日常生活を送ると側副靱帯や半月板、十字靭帯にストレスを与えるだけではなく、 慢性的な膝痛を引き起こす可能性が高くなる使い方です。 ランニング障害の原因として、多くの方の原因となっています。 では、簡単ながらニーイントーアウト『knee-in toe-out』の確認テストをしてみましょう。 しゃがみ込みテスト 脚の幅を腰幅として、足の内側のラインを平行にしてしゃがみ込みます。 しゃがみ込んだ時の膝の位置や足の指先の方向を見ていきます。 ・左はきれいにしゃがみこんでいます。 ・真ん中は膝に対して足先が外側を向いてしまっています。 ・右はしゃがみ込むことができていません。 ここで言えることは、 しゃがんだときに膝に対して足先が外側に向かってしまう場合(足の指先に対して膝が内側に入ってしまう場合)は、「下腿外旋位」という状態になります。 この状態はランニングでの足接地時に足の指先に対して膝が内側に入りながら走っている可能性がある状態です。 しかもこれは重心が足の内側にかかってしまうため機能的な偏平足な状態でもあります。 右側の写真はしゃがみ込むことができないので、足首を反る動作に制限があります。足首が固いということです。 写真では踵を上げていますが、足首が固いと、踵をつけてしゃがみ込むときに 足の指先を外側に向けてしゃがまないとならないため、結果として膝は内側に入り足のアーチをつぶすことにつながります。 ・膝が内側に入る ・足のアーチがつぶれる ・ひざ下の骨が外にひねられる このような動作が続けてきた結果、 私が良く診ているランナーの多くは、「いつもと同じように走っていただけなのに痛くなった」、このように言われます。 膝にフォーカスして考えると、 はじめは使い方のクセによる膝下の骨の外側へのねじれですが、 これに気づかずにその癖のまま使い続けることで、ひざ下の骨は外方変位へと移行していきます。 そのままから泣ぬ歩き方は知り方をしていると、 年を重ねた時の膝の痛みとして病院で診断される「変形性膝関節症」へ進んでしまう可能性が高くなります。 水泳選手の例 長い人生を考えると この根本的な使い方のクセ改めてくことが大切です。 良い関節の位置関係に整え、間違った動きを変えることによって スポーツパフォーマンスやレクリエーション、日常の生活などをよりよくしていけることとなることは間違いないですからね。 今回お伝えしている、 ・膝が内側に入る ・足のアーチがつぶれる ・ひざ下の骨が外にひねられる こんな使い方の一つを変えるだけでも体の使い方は変わるかもしれませんが、 私たちの体はつながりあって関わりあっているので 全身を見て導いていく必要があると私たちは考えています。 写真の方は、左の前十字靱帯を損傷されています。 今回は片足スクワットを評価としました。 この写真は動作の切り抜きなので動きがわかりづらいですが、 膝が内側に入ることにより片足でのスクワットのぐらつきが 痛めていない方の脚と比べて、非常に不安定でした。 右の写真を見ていただくとわかるように、 左の骨盤に対して、右の骨盤は下方に傾いているのがわかります。 骨盤が反対側に傾くことによって、片足時の安定性に必要な「軸」が崩れてしまいます。 「軸」が崩れるということは、それを安定させるために筋肉が必要以上に働かなければならなくなります。 この現象は、ランニングにおいては一歩一歩がこの繰り返しとなってしまうので、 疲労の原因にもなりますし、 故障を引き起こす使い方となってしまい、 当然「速く走りたい」という想いも遠回りとなってしまいます。 今回は徒手での介入もしましたが、足部、足首、膝、股関節をつなぐエクササイズを行いました。 以下行ったエクササイズです。 参考になれば幸いです。 足部、足首、膝の関節を整えるスクワット 片足立ちの軸を作る中殿筋エクササイズ ランニング時に「地面をしっかりと押す」ためのシングルレッグデッドリフト 北千住、西新井、綾瀬、草加、越谷、松戸、柏、八潮、流山など お体の不調やスポーツパフォーマンスの不調でお悩みの方は、 北千住駅から徒歩3分、22時まで行っている sports&careスタジオ カラダプラス(パーソナルトレーニング/整骨院)にご相談ください。 |
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