2025/12/30

「全身をコンディショニングして結果として不調が改善する」 ヒトの発育発達コア機能再学習エクササイズについて

 
「全身をコンディショニングして結果として不調が改善する」
ヒトの発育発達コア機能再学習エクササイズについて
 
 
 
コアコンディショニングは
”ヒトの発育発達過程に沿って進められるコア機能再学習エクササイズ”
としています。
 
 
大雑把に仰向け、うつ伏せ…立位と
順番を追ってエクササイズ提供していけばよいの
かとも思っている方が多いことと思います。
 
 
決して間違っていません。
 
 
ただ
運動療法ととらえてコアコンを考えるとき、
 
 
どうしても私たちは
「筋力」や「柔軟性」、「安定性」といった
結果として見える要素に目を向けがちです。
 
 
しかし、ヒトの動きは本来、
発達の過程で
段階的に獲得されてきた
機能の積み重ねによって
成り立っています。
 
 
だからこそ、再学習が必要になるのです。
 
 
 
なによりコアコンディショニングは、
「全身をコンディショニングして結果として不調が改善する」
ことを大切にしています。
 
 
だからこそ
発育発達段階における
機能獲得のストーリーを知ることが大切です。
 
 
大枠でのストーリーは”発育発達から紐解くコア”がおすすめです。
 
カラダプラスでは以下の日程で開催します(2025年12月現在)。
 
 
 
 
例えば「腕を上げる」動作一つにしても、
 
・インナーユニットの適切なコントロール
・アウターユニット含めた体幹筋群による姿勢の制御
・肩甲帯の安定と胸郭との協調性
・肩関節周囲筋の機能的賦活
 
など挙げればきりがないですが
複数の条件が同時に
満たされている必要があります。
 
 
重要なのは、
これらの機能が
「後から付け足される能力」ではなく、
 
 
発達の過程の中で、
段階的に学習されてきたもの
だということです。
 
 
わかりやすく言うと
仰向け、うつ伏せ、横向き、
寝返り、ずり這い、四つ這い、ハイハイ…等
 
 
発育発達過程の
各姿勢や動きで培って、
積み重ねてきた結果で
 
 
「腕を上げること」が
できているということです。
 
 
そう考えると、
発育発達の過程に沿って進める
ことの意味が明確になり、
 
 
いかにして使っていくか、
活かしていくかを
イメージできますね。
 
 
 
 
以下具体的な発達段階における獲得機能です。
参考にしてください。
 
■胎内
呼吸様運動
吸てつ運動
脊柱の運動
股関節の運動
 
■仰向け
泣く、定頸
インナーユニットの機能発達
正中感覚
視線の安定
手と目の協調性
 
■うつ伏せ
体幹伸展筋の発達
肩甲帯の発達
股関節の伸展
下部体幹の発達
 
■寝返り
脊柱の安定性
脊柱の分離性
体軸の安定性
体幹の安定性
体幹の分離性
 
■腹ばい
四肢と体幹の協調
腹ばい・歩行時の体幹の反射・反応
 
■四つ這い
肩甲帯の安定
肩関節の安定
股関節(臼蓋発達)
股関節の求心性
 
■お座り
仙骨前傾・腰椎前彎
骨盤体の安定
内転筋機能向上
下部体幹の安定
 
■高這い
肩甲帯機能向上
足趾機能発達
下肢帯の伸展機能向上
 
■つかまり立ち
足底感覚の発達
下肢帯の伸展機能向上
 
■伝い歩き
下肢における重心移動
骨盤-下肢の体重移動
股関節内転・外転機能向上
 
■立つ・歩く
足底支持における重心コントロール
姿勢調整機能向上で上肢が自由になる
 
 
参考までに、
うつぶせの発育発達エクササイズを動画にしておりますのでご覧ください。
 
 
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